子供の好き嫌いが多い理由は?
子供は大人に比べて好き嫌いが激しく、あまりの好き嫌いの激しさに、偏食気味なお子さんもいます。
子供は大人に比べてどうして好き嫌いが多いかというと、それは、子供の味覚に作りにあるでしょう。
子供は大人と違って、苦みや辛み、臭みなどの刺激に敏感です。
これは動物的本能として、毒である物を食べないようにする為にそうなっているのですが、その結果、大人なら大丈夫な美味しい野菜も、苦みや辛みを強く感じ、好き嫌いが出来てしまいます。
大人になるにつれて好き嫌いが無くなる人が多いのは、この味覚の成長が理由と考えられており、子供の頃は苦手だった野菜が、大人になって大好物になったという方も多いでしょう。
このように、子供の舌は大人に比べて敏感に出来ている事が、子供の好き嫌いを作る原因です。
とはいえ、栄養をきちんととらないといけない幼少期だからこそ、出来るだけ早い段階で好き嫌いを克服したいものです。
例えば、このような方法で克服をしているママさんもいます。
改善策は?
子供の好き嫌いを改善する一番の方法は、嫌いな食べ物を、何かに混ぜてしまうという方法です。
嫌いな野菜を細かく切ってハンバーグに入れたり、好きな調味料で徹底的に味付けをしたりなどの工夫を行う事で、苦手な料理と分からず、美味しく食べてしまうお子さんも少なくありません。
お子さんの味覚があまりにも敏感な場合で無ければ、この方法でごまかせるケースが多いでしょう。
次に、お子さんに相談をする方法です。
まずは嫌いなものを残したタイミングで、お子さんの気持ちに耳を傾け、どうして残してしまったのか聞いて見ます。
味が苦かったかな?辛かったかな?というように、何が原因で苦手意識が出ているのか、リサーチをかけるのです。
リサーチをかけた後、原因が分かったらお子さんに、「じゃあどうすれば食べられるかな?」というように、対策を講じてみてください。
好きな調味料をかけてみるのはどうかな?小さく切って混ぜてみるのはどうかな?と言うように、いろいろと提案してみて、お子さんに選んでもらう事で、お子さんも頑張りやすくなります。
そして、もしその方法で食べる事が出来たら、盛大に褒めることが大切です。
褒められる経験を通じて、困難を克服した事が自信に繋がり、お子さんの成長にも繋がります。
無理強いしないように注意
大人になってからもどうしても嫌いなものは嫌いなままです。
嫌いな物が無いに超した事はありませんが、どうしても好みに合わない食べ物もこの世には存在しますので、そうした食べ物は、お子さんに無理強いして食べさせる事はありません。
余程の偏食であれば話は別ですが、その他の食材で栄養素を補えるようであれば特に、無理をして食べさせずとも、他の食材で栄養をとるようにしましょう。
大人になってから自然と食べられるようになったというケースも多くあります。
下手に子供の頃に無理強いして苦手意識やトラウマが残ると、大人になってからも意地でも食べない、というように、逆に克服が困難な状態に陥りますので、十分注意が必要です。